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2012-03-20

オルフェーヴル珍走

阪神大賞典でオルフェーヴルが珍走団のような爆走を見せてくれた。

大外枠からの出走で内に入れるチャンスもなく、さらにこれといった逃げ馬もいなかったため、前にも外にも壁を作れず、前半から馬の走りたい放題だった。向正面では、先頭にいたナムラクレセントから離れてかなり外の2番手に付けていたが、途中で先頭に立ってしまったもんだから、向正面の直線の終わり、すなわち3角に入るところで急ブレーキをかけて外へ逸走する形。後方3番手に下がってから猛烈に追い上げ一旦は先頭に立つものの、最終的には1/2馬身差2着で入線。なんともはちゃめちゃなレース振りだった。

レースラップを見ると、5ハロン毎のブロックで、64秒9、64秒3、62秒6。全体的には長距離線らしくスローペースから後半が速くなる展開。細かく見ると、3,4ハロン目に13秒台が続いた後、1周目の直線になる5,6,7ハロン目が12秒台とペースアップ、1,2角の8,9ハロン目で13秒台と遅くなった所で、オルフェーヴルが堪らず先頭へ行った10ハロン目が12秒2。曲がらなかった11ハロン目が13秒2の後、12,13,14ハロン目に12秒前後(これはナムラクレセントのラップか)が続き、最後は前馬が一杯になって13秒4。
レースのほとんどを2番手か先頭で走って、スピードアップしたりブレーキをかけたりして、さらには大きなコースロスまでありながら1/2馬身差の2着で済んだというのは、普通にレースしていたらどれだけ他馬を突き放していたことだろうか。

競馬解説者の中には、池添Jの騎乗振りを非難する輩もいるようだが、それはちょっと池添Jに気の毒だろう。確かに決して褒められた騎乗ではなかったけれども、暴走しないよう一生懸命抑えようとしているところは見て取れた。オルフェーヴル自身にとっては直線で止められたので、レースを終えて鞍上を振り落としにいったのかもしれない。オルフェーヴル陣営にとっては「疲れを残さず楽に勝ちたい」という思惑もあったことだろうが、所詮G2阪神大賞典だろうし、ここで悪いところが露呈してしまって良かった。

4冠馬オルフェーヴルと言っても、所詮は馬だ。特に気性難を内包しているのがわかっている競走馬だ。何が起きたっておかしくはない。

これで池添Jが降ろされることになったら、それはとても残念なことだ。馬主であるサンデーレーシングと出資者連中の見識を疑う。ちぐはぐな競馬をしようと、入線後に振り落とされようと、恥ずかしい思いをしながらも、ここまでオルフェーヴルに実戦の競馬で教えてきたのは誰でもない池添Jなのだから。

もし、凱旋門賞に勝ちたかったら、池添Jに乗り続けてもらうべきだ。
もし、凱旋門賞に勝つ夢を最大限にしたかったら、武豊Jとか現地の騎手に乗ってもらうと良い。

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