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西武-オリックス 順位の付け方を変えてみる

プロ野球・パリーグのクライマックスシリーズ進出争い、残り1試合で自らが勝ち相手が負けなければならないという状況で、西武がオリックスを勝率わずか約0.000054差で下して逆転3位となった。小数点以下の呼び方は、割→分→厘→毛→糸→忽→微→織→..となるので、約5糸4忽(5し4こつ)差となる。
両チームの最終成績は次の通り。

西武 68勝67敗9引分
オリ 69勝68敗7引分

この僅差、順位の付け方を変えてみるとどうなるだろう?

■勝率
プロ野球で採用されている方式。
西武 .503703
オリ .503649
もちろん西武が上位。

■勝利数順
西武68勝、オリックス69勝で一目瞭然。オリックスが上位。
以前、10.12に近鉄・ブライアントが西武戦で4打席連続本塁打で逆転勝ちし優勝した1989年に、近鉄より1勝上回りつつも勝率で下回ったオリックスが優勝を逃したことがあった。そのときと同じだ。

■引き分けを0.5勝0.5敗として勝率計算
西武 72.5勝71.5敗
オリ 72.5勝71.5敗
なんと勝率.503472で全く一緒。
今年(2011年)のレギュラーシーズン最終順位は、「(1)勝率 (2)当該球団間の対戦勝率 (3)リーグ内対戦成績の勝率 (4)前年順位」で決めることになっていたらしい。今年は西武の15勝9敗なので、西武が上位。

■交流戦の成績を除外
西武 交流戦12勝11敗1引分 リーグ内56勝56敗8引分 勝率.500
オリ 交流戦15勝 7敗2引分 リーグ内54勝61敗5引分 勝率.470
パ・リーグの順位を決めるのだから、リーグ内の成績のみに着目してみる。結果は交流戦で順位が引き上がったオリックスよりも、成績に差のない西武が上位。

■勝ち点制
サッカーでよく使われる方式に則って、勝=勝ち点3、引き分け=勝ち点1で計算してみよう。
西武 68*3 + 9 = 213
オリ 69*3 + 7 = 214
オリックスが勝ち点1上回り上位。引き分けよりも勝利を重く見た結果だろう。

■得失点差のみに注目
西武 571得点522失点 得失点差49
オリ 478得点518失点 得失点差-40
チーム打率リーグ2位、チーム本塁打リーグ1位の西武が打ち勝って大量得点勝ち、オリックスは接戦をモノにしてきたという事になるのだろう。得失点差だけ見ると西武が上位。

より多く勝ったオリックスに対して、より負けなかった西武。以上より、西武を上位とする見方のほうが多いようだ。もっともこんなレベルの争いよりも、交流戦も含め全11球団に勝ち越したソフトバンクが優勝なのは非の打ち所がないところなのだが。

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